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SPACE FOR YOUR FUTURE展

東京都現代美術館に『SPACE FOR YOUR FUTURE』展を見に行ってきました。

「アートとデザインの遺伝子を組み換える」をテーマに、ヴィジュアル、ファッション、
建築、インスタレーション、などの今旬のアーティストが出展しています。

看板の写真はタナカノリユキ氏のアートワーク。モデルは沢尻エリカ。

企画展の展示会期がもうすぐ終わるので、入り口から行列でした。

展示物は撮れませんでしたが、見て面白かったのは、まず建築家 石上純也氏の
巨大なアルミの風船。4層吹き抜け空間にぴったり収まるかのように巨大なアルミの物体が
浮かんでいる。ちょっとしたビルの大きさの物体が人の指で動いたり、床から浮遊しながら
上下したりしている。ヘリウムガスが入っていて、外部の空気と微妙な関係で、浮かびながら
静止している。表面のアルミが映し出す風景の映り具合も面白かった。みんな吹き抜けから
見下ろしたり、床から座って眺めたり、思い思いに体感してました。

同じ建築家では、SANAAによる、曲面ガラスの1/2スケールの住宅の展示がありました。
すべて曲面でうねったガラスは、内部と外部が相互に組み合わさり、中にいても外部、そとにいても内部という感覚になります。軽さが売りの建築はさらに軽くなりました。

看板にも出ていたタナカノリユキ氏のアートワークは、今回は得意のCGワークを封印し、
すべて実写真でメイクのみで100パターンのキャラクターの沢尻エリカを表現していた。
一人の人物でこれだけ違う表情、キャラクターが写真から伝えることができるものなんだと
思った。

エルネスト・ネトのインスタレーションは、着るクッション。どこでもゴロゴロ。でも意外と
重いようで、体感してる人は妊婦体験のようでした。。

ファッションデザイナーのフセイン・チャラヤンの作品は、LEDとレーザーを使ったドレス。
LEDが生地の裏側一面にびっしり配置され、一見白の普通のドレスは様々な色でさまざまな模様を作り出す。
レーザーのドレスは赤レーザーを洋服から発し、かなりの存在感をアピールしていた。

久しぶりにアートらしいアートの展示を見た気がする。
テクノロジーの進歩はあるが、全体的にエコな時代を反映したやさしい感じの物が多かった
ようだ。
たまにこういうものを見るのは脳の眠ってる部分が刺激される感じで、新しい発想の種に
なったと思います。

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